« After Effects CS3 | メイン | ゲームプレーを録画する2 »

ゲームプレーを録画する

こんにちは。

さて、今日は何人かの人から質問がありました、私のゲーム動画記録の取り組みを書いておきます。
ITの世界は日進月歩で、特に動画やデザイン、CGの世界はコンピューターの高性能化で付いて行けない位のスピードで進歩してますので、明日には陳腐化する様な内容かもしれませんが、参考になれば幸いです。

最近、ゲームの動画を録画して取って置きたいと言うニーズは確実に増えていると思います。
私の様に、これまではCPUとの対戦しかできなかった人間が、オンライン対戦の面白さを知り、その一瞬一瞬の二度と得がたいプレーを記録しておきたいというのは、ある意味当然の想いでしょう。
また、次世代ゲーム機によるのグラフィックの劇的な向上から、それらを利用したPV的な映像を自ら作り上げる欲求に駆られることもあるかも知れません。(公開すると著作権侵害の危険を孕みますが)

バスケットボール・ゲームを題材としている私とは多少方向が違いますが、「アイドルマスター」や「初音ミク」を楽しむ人たちが自身のオリジナルPVを作成しているのを見ると、やはり共通の「想い」を感じることがあります。
自身が強く影響を受けた「何か」を題材に、受けた想いを形にして誰かに伝えたいと言う欲求は誰しも持っているものだと思います。

さて、最近は大分敷居が低くなって入るものの、それでもまだ動画は難しいものと言う印象があると思います。
特に、サーバー上に置くといったニーズがある場合には画像容量を小さく抑えて尚且つ綺麗に保つ必要性が出てきます。
こういったことを考えると必然的に“エンコード”と言う動画の変換(ここでは簡単に圧縮と思って下さい)について学ぶ必要が出てきます。
でも、いきなりこんな話をしてもしょうがないので、まずは単純に動画を記録するところから、話を始めたいと思います。

実は私は随分前から時々ゲームの画像を録画して取って置いたりしてました。
例えば、「かの有名なFFシリーズのエンディングをVHSのビデオテープに録画しておく」といったことです。
多くの場合、ゲームはエンディング動画の開始直前でセーブすることなどは出来ませんので、エンディングを見るのにいちいちボスを倒すのが面倒なわけです。
そんな訳でVHSのデッキにS端子ケーブルで映像を、赤白のピンケーブルで音をつないで録画しておりました。
その当時は、最も綺麗に出力できるゲーム用映像ケーブルはRGBケーブルや、AV端子ケーブル(PS2)だったのですが、一般家庭用のビデオデッキにはそのような入力端子はなかったからです。

そして時代は流れ、家庭用動画記録装置の主流はDVD・ハードディスクレコーダーへと変りましたが、ゲーム動画を記録して残しておくだけならば、VHSの時と同じように、ゲームからの映像、音声出力ケーブルをレコーダーの外部入力に繋いで録画しながらプレーすればOKです。
この場合に使うのはいわゆるS端子ケーブル、あるいは最も標準的なAVケーブル(映像・音声LRの3本のピン端子ケーブル)となります。
昔のゲーム機ならば、今でもこの方法で、ゲーム中の映像とほぼ近い映像を記録することが出来ます。

この場合の動画サイズ(ここでは解像度のこと)は4:3比率だと640×480、16:9比率で720:480、1秒間に約30フレーム(29.97)のインターレス映像となります。インターレースとはアナログテレビで昔から採用されている走査線を1つ飛ばしで描画する方法のことで、この解像度を480iと呼びます。iはインターレスの略ですね。

で、この方法でレコーダーのハードディスク(以下HD)に記録された動画は、DVDにコピーできるので一般的なDVD-Videoとして取っておけば良いわけです。
以上の方法は現行主流のDVDレコーダーであればほとんど全部の機種でできると思います。
この方法の利点は「誰でも簡単に、お金が掛けないでできる」ということです。
私も最初の頃はこの方法で録画してました。

ここからは話がちょっと複雑になってきます。

上記の方法でDVDに録画してある映像は、あくまでゲームからそのまま出力された映像を長回しで記録しただけのものです。自身で手を加えたり、編集しなおすことが出来ません(面倒ではあるものの、DVDレコーダーの機能で不要な部分をカットする程度の編集はできますが)。また、いかに素晴らしい映像になっても誰かに見てもらうには、ディスクを渡すか、家に見に来てもらうしか手がありません。

こうして「パソコンに取り込んで編集したりしてみたいな」というニーズが出てきます。
近年は動画共有サイトの発達でこういったニーズはより大きいものになっています。
人の作った動画を見ると「自分もやって見たい!」と思うもんですよね。

ということで、続いてDVD-Videoをパソコンに取り込む方法を書きます。
ちなみに、DVDレコーダーでDVDを作る際の設定は機種ごとに違うと思うので割愛します。
(簡単に「DVD-Video形式で作成してファイナライズしておいて下さい」とだけ言っておきます)

パソコンに取り込むにはフリーソフトの「DVD Decrypter」というのを使います。
これはGoogleで検索すれば簡単に見つかると思います。
日本語化パッチも当てておくことをお奨めします。
「DVD Decrypter」は超有名ソフトなので使い方は同じく検索すれば無数に見つかるでしょう。
DVDコピー関連の雑誌にも載ってますが、ネット環境があればお金を出す必要は無いと思います。
お金を使うなら、これから話の出てくる別のものに使いましょう。

長くなったので、今回はここまでにします。
次回はDVDの中身を上手く取り込めた後に、それを編集可能にする方法についての考察経緯を書きます。

ちなみに

「480iの動画なんてイラネ!」

と思うかもしれませんが、HD動画の話は追々して行くつもりです。
私は別にプロじゃないんで、自分で試したことしか解りませんから、あまり期待しないで待ってて下さいね^^;

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://cepter-jb.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/120

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2008年05月26日 02:56に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「After Effects CS3」です。

次の投稿は「ゲームプレーを録画する2」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。