ディフェンス操作

ここでは試合におけるより詳細な操作方法を解説します。操作方法の多くはNBA2K8と変りませんが、一部変化したところがあります。

プレーヤー移動

ディフェンス時の移動
項目 操作方法
通常移動
左スティック(アナログ対応)
走る
RT+左スティック

通常移動

操作している選手を動かすには左スティックを使用します。基本的には相手選手がゴールへ容易に到達できないようにポジショニングして下さい。

走る

左スティック操作時にRTを押しっ放し(ホールド)することで、走って移動できるようになります。走った場合はより多くの体力(エネルギー値)を消費します。

操作選手切替

ユーザーが自身で操作するディフェンダーを切り替えるには二通りの方法があります。

ディフェンス時の選手切替
項目 操作方法
操作選手切替
アイコン式操作選手切替
RB→各アイコン対応ボタン

操作選手切替

Aボタンを押すことで、ボールに近い選手最も適した選手が自動的に判断され、その選手に操作が切り替わります。既に操作中の選手が最もボールに近い場合にAボタンを押すと、次にボールに近い選手に操作が切り替わります。

Aボタンでの切替はボールハンドラーのマークへ瞬時に切り替える際に使用します。常に自分でボールハンドラーをマークする場合以外にも、ブロックショットやヘルプディフェンスの指示を行う際にも重宝します。

アイコン式操作選手切替

意図した選手への操作切り替えは、オフェンス時のアイコンパスの要領で行います。

まず最初に、RBボタンを押して、チームの選手の頭上にボタン型のアイコンを表示させて下さい。この状態で操作したい選手に対応するボタンを押すとその選手に操作が切り替わります。この時、アイコンに対応したボタンではなく、RTを押すとバスケットゴールの最も近くにいる選手に操作を切り替えることが出来ます。RB→RTの操作は相手の速攻やドライブを止める時に役に立ちます。

アイコン切替の操作は、特定の選手をマークする際や、ゴール前のディフェンスを自身で行う場合などに良く使うことになるでしょう。

ハンズアップ/カットオフ

NBA2K9では、右スティックでもいくつかのディフェンス操作を行うことができます。

ハンズアップやカットオフはロックオンディフェンス時に行うとすると、右スティック操作が端に行くまではロック時の位置決めになってしまうので、瞬時には出しづらくなってしまいます。つまり、これらを瞬時に使いたい場合はLTを離して行うのが良いでしょう。

ハンズアップ/カットオフ
項目 操作方法
バンズアップ
右スティックを後に引く。
カットオフ
右スティック左/右

ハンズアップ

右スティックを後(ボールハンドラーに対して引き離す方向)に入れることで、シュートあるいはパスを妨害するためのハンズアップを行うことができます。ロックオン状態の時は、相手選手から離れてポジショニングしている(最後列にマークがある)時にしか出せません。

ハンズアップはブロックショットほどの効果は期待できませんが、フェイクに対応し易く、ファールになることが無いので、状況に合わせてブロックと使い分けるといいと思います。

カットオフムーブ

右スティックの左右でボールハンドラーのドライブを阻止するため、手を伸ばしながら急激に身体を入れる動きを行います。どちらの方向に飛び込むかは右スティックの入力方向によって決まります。ロックオン時には事前にカット側にポジショニングしていることが必要です。

ボールハンドラーのレーンを断ち切る動きに対して急速な反応で入力することが必要ですが、タイミング良く正しい方向に入力することで、ドライブを阻止することが出来ます。また、この時にBボタンを押すことでテイクチャージを試みることが出来ます。

カットオフムーブはボールハンドラーの動きに対して逆側に行ったり、闇雲に出しても隙を作るだけになりますでの、勘と予測を行って上手く使いこなさないと、返って隙を作ることになるでしょう。カットオフムーブの一番の使いどころは多分、ピックアンドロールの妨害、トリプルスレッドやサイズアップムーブからの急加速してのドライブに対してだと思います。

テイクチャージ

テイクチャージ
項目 操作方法
テイクチャージ
B(押しっ放し)

意図的に敵のチャージングファウルを釣り込むために、Bボタンを押して選手をその場で直立不動の姿勢をとらせることが出来ます。バスケットに向かってドライブしようとする敵選手に対して上手くタイミングを合わせてBボタンを押して下さい。もし上手く行けば、敵にチャージングの反則を犯させることができるでしょう。

オフェンスの明白なチャージングはディフェンス側がテイクチャージを行わなくてもコールされますので、必ずしも無理にテイクチャージを狙う必要はありません。今作では押し込むドリブルは一定以上続けるとチャージを取られ易いようなので、これに合わせて使うのも良いかも知れません。

対人戦では積極的にチャージ釣り込むように行動を見せることで、例えそれが成功しなくても、オフェンスのドリブルの際に精神的プレシャーを与えることができるでしょう。対人戦におけるテイクチャージの使用はは高度な策略の一つです。

ブロックショット

ブロックショット
項目 操作方法
ブロックショット
スワット・ブロック
RT+Y

ブロックショット

ブロックはシュートを防ぐ主要なディフェンス方法で、試合中頻繁に使うことになります。ブロックを行うには敵選手に近づき、シュートを始めるタイミングに合わせてYを押して下さい

ディフェンス時の右手親指の基本ポジションはYボタンの上がいいでしょう。それくらいブロックは頻繁に使います。相手のシュートの確立を下げる最も有効な手段がブロックだということを覚えて下さい。

今作ではシューティングファールが発生する確率がかなり上がっていますので、ブロックに跳ぶかの状況判断はより重要になっています。時間と点差を考えて、時にはあえてシュートさせるという選択肢も考慮に入れて下さい。

スワットブロック

よりハードな、ボールを叩き落すような“スワットブロック”を実行するにはRTを押した状態でYボタンを押します

スワットブロックはプレーを断ち切るとても有効な手段で、ペイントからボールを大きく遠ざけることも期待できますが、通常ブロックよりファールを犯す可能性が高くなります。

今作では激しいブロックによる怪我の可能性が上がっているように思われます。時にはファール覚悟のディフェンスを見舞ったり見舞われたりすることがあると思いますが、怪我には要注意です。

リバウンド

リバウンド
項目 操作方法
リバウンド
(ルーズボールが空中にある時に)Y
ボックスアウト
(敵選手が近くに居る時のみ発動)LTを押しっぱなしにする。

空中にルーズボールがある場合には、タイミング良くYを押すことでボールに飛びついて、リバウンドを試みます。ボックスアウトの動きはLTを押しっぱなしにしていると、敵選手が近くに来た時にモーションが出ます

タイミングを間違うと空振ったり、ゴールテンディングを引き起こすことになるので注意が必要です。特に今作ではバスケットの上のボールに簡単に触れてしまってゴールテンディングになることが多くなっている気がするので注意して下さい。

スティール/パスカット

スティール/パスカット
項目 操作方法
スティール/パスカット
スティール
右スティック前

スティール

ボールハンドラーからボールを奪うためにXボタンでスティールを試みることが出来ます。ただし、ボールハンドラーの手や身体を叩いてファールを採られることがあります。また、ロックオン−D中にスティールを行うとロックが外れることに注意して下さい。スティールはポストアップに対するディフェンス時や、選手を後ろから追いかけている時、シュートのためにステップしている時にも狙うことが出来ます。

ボールをこぼさせる可能性、ファールになる可能性とも2K7>2k9>2K8という感じになっていると思います。

パススティール

また、パススティールにも同様にXボタンを使用します。ボールが選手の近くを通過する瞬間を見計らって、ボールの方向に左スティックを入れながらXボタンを押して下さい。これを上手く実行すると、パスをインターセプトするか、あるいはティップしてルーズボールにすることができます。パススティールを空振りすると、空振りモーションが出てポジションから外れてしまい、敵選手をワイドオープンにしてしまうことに注意して下さい。

2K9ではパスをキャッチする頻度が2K8より下がって、その分、弾くパターンが増えていると思います。このため、ルーズボールへの素早い対応がより重要になっています。

右スティクでのスティール

右スティック(前)でもスティールを狙うことができます。普通のスティール同様、ボールハンドラーの手や身体を叩いてリーチング・ファールを採られることがあります。ロックオン状態の時は、相手選手に密着している(最前列にマークがある)時にしか出せません。

ロックオン−D

ロックオン-D
項目 操作方法
ロックオン
相手選手の前で一定時間を置いてLT(押しっ放し)
ロック時の追従
左スティック
シェイド
ロックオン中に右スティック

ロックオン

ロックオンディフェン(Lock-On D)はLTを押しっぱなしにすることで、ボールハンドラーに操作するディフェンダーをロックして、より厳しくディフェンスする機能です。ロックオンは操作するディフェンス選手をボールハンドラーに正対させることで、一定時間を置いて使用可能となります。

ロック可能な状態を示す蜘蛛の巣のような形のロックオンマークが操作するプレーヤーの足元に表示された状態でLTを押すと、ロックオンマークが赤く点灯し、ロックオンが開始されます。この時、ロックオン可能状態になる前にLTを押してしまうと、幾ら時間がたってもロックオンは掛かりませんので、タイミング良くLTを押すことが必要になります。

ロックオン時の追従

ロックオンは敵ディフェンダーに引き離されたり、自身で逆方向に操作してしまうと簡単に外れてしまいます。ロックオンを継続して相手選手をシャットアウトするには、相手の動きに合わせて左スティックを適切に操作する必要があります。

ロックオンは万能ではありませんので、相手のアイソモーションによって外れてしまうことが多々ありますので、過信は禁物です。ロックオン状態はオンボールディフェンスの能力が高いほど外れにくくなりますので、俊敏なプレーヤーにはより良いディフェンダーをマッチアップさせるのが抜かれにくくするコツでもあります。

たまにオンライン対戦時にロックオンをするのが嫌がられるのではないかと心配する人が居ますが、ロックオン無しでスラッシャーをディフェンスするのは至難の業ですし、前述の通りロックオンは万能ではないので気にする必要は無いと思います。

ロックオン-D:シェイド

ロックオン-D中に右スティックを動かすことで、マークするボールハンドラーに対してシェイド(カバーする位置、方向)を変更することが出来ます。マークする位置を前にすればよりタイトに、後ろにすればルーズに守ります。左右にずらすとするとその方向にボールハンドラーをドリブルさせないように仕向けます。

タイトにディフェンスした場合、ディフェンスされた側はスティールやシュートブロックのプレシャを受けることになりますが、ドリブルで抜きやすくなります。逆にルーズに守った場合、抜かれにくくなりますが、プレッシャーは掛けられません。左右のシェイドは主にボールハンドラーを一定の方向に誘導したいときに使用します。

ポストプレーディフェンス

ポストプレーディフェンス
項目 操作方法
テイクチャージ
B
ファイトアウト
左スティック(相手選手方向)
シェイド
左スティック 左/右
スティール

テイクチャージ

ポストプレーに対するディフェンス時にもBボタンでテイクチャージを試みることが出来ます。ポストアップされた状態で、敵選手のポスト・スピンあるいはドロップステップの方向に合わせて左スティックを入れながら、タイミングよくテイクチャージボタンを押して下さい。

失敗するとただ単に倒れて隙を作ってしまうことになりますので、注意が必要です。

ファイトアウト

ポストプレーでバックダウン状態の相手をディフェンスする場合、左スティックを攻撃側の選手方向に入れることで、バスケットから押しのけるか、あるいはポジションに入らせないように試みることができます。ファイトアウトの成否はポジションを争う両方のプレーヤーのポストプレー能力とウエイト差によって判定されます依存します。

シェイド

左スティックを僅かに相手の半面側に向けて動かすことで、ポストプレー時のカバーポジションを調整することが出来ます。周囲の状況に合わせてポジションを変更することで、相手のシュートレンジをより狭めるように思考して見て下さい。

スティール

ポストプレー時にXボタンを押すことで、手を伸ばしてボールを叩く事を試みることが出来ます。ボールハンドラーがシュートやポストプレーを開始するタイミングに合わせて仕掛けることができれば、より成功し易くなります。ボールハンドリング能力の低い選手は割とボールをこぼすことも多いのですが、スティールを狙って手を伸ばした瞬間はシュートに対して無防備になりますので注意が必要です。

ダブルチーム

ダブルチーム
項目 操作方法
ダブルチーム
LB

ボールハンドラーに対してダブルチームを仕掛けるように指示するにはLBボタンを押します。いったんダブルチームを仕掛けると、ボールハンドラーがボールを所持する間中、継続してダブルチームを仕掛けます。ダブルチームからは、多くの場合はパスを出される(パスミスを犯させることもあります)か、あるいはつかみ合いになってヘルドボールになります。稀にスティールでボールをもぎ取ったり、叩き落すことがある一方で、ファールを犯すこともある等、今作ではその後の展開のバリエーションが増えています。

ダブルチームは成功してヘルドボール状態にすることが出来れば、ジャンプボールに持ち込むことが出来る他、対象の選手のドリブルを止めて、シュートも極めて打ちづらい状態にすることが出来ますが、反面、フリーの敵を作ることになります。この場合、ダブルチームを行っていない他のチームメイトを操作して瞬時にカバーを行わないと、簡単にオープンショットを打たれてしまいます。ダブルチーム時には直ぐに操作選手を切り替えて、カバーに行く準備に入って下さい。

また、今作からは、ミスマッチの時や、スタープレーヤーに対してCPUが積極的にダブルチームを仕掛ける場面が増えましたので、目にする機会も増えると思います。

インテンショナルファール

インテンショナルファール
項目 操作方法
インテンショナルファール
BACK(一度押すと指示したことになる)

ディフェンス時にわざとファールを行うにはBACKボタンを押して下さい。敵のボールハンドラーに最も近いディフェンダーがファウルに行きます。インテンショナルファウルはゲーム終盤に点差を開けられていて敵チームが時間を消費するのを阻止したい場合などに使います。

もし、速攻などを受けて自陣ゴールと敵選手の間に味方が誰もいない状態でインテンショナルファールを仕掛けた場合、アンスポーツマンライクファールを採られ、敵にフリースロー1本を与えた上で、更に敵チームのスローインで試合開始となりますので注意が必要です。NBAではディフェンス側がタイムアウトを取ることは出来ませんので、タイムアウトのつもりで間違って操作しないように注意が必要です。