対人戦での戦略

NBA2K7の醍醐味である対人戦についての私的な考察です。プレイヤーがどういう思考で操作をしているのかの参考にして下さいオンラインでの対人戦、レベルはスーパースター設定で考察してます。

基本戦略

オフェンスの基本戦略は、出来るだけオープンになる選手をつくって、確率の高いシュートを撃つことですが、ゲームではセットオフェンスからは中々そういった機会が作れないことも多くあります。そこでリズムを作るのに必要になってくるのが、ディフェンス・リバウンド、ターン・オーバーからのファースト・ブレーク(速攻)による得点です。

逆にディフェンスする側は戻りを速くして、オープンを作らず、確率の悪いシュートを撃たせるのが前提となります。

対人戦ならではの要素

しかし、このゲームではディフェンス(特に1対1の)が難しく、割とリングへのドライブを簡単に許してしまうといったことが起こり、結果として、ディフェンス操作の下手な相手に対してダンクやレイアップ偏重の攻撃スタイルが生まれました。1対1のディフェンスの上手い人はカットオフディフェンスなどを駆使してある程度封じ込めることも出来ますが、それでも相対的に不利は否めない感があります。

ディフェンスの変革

これに対しての対応策として、ディフェンス側のプレイヤーが採る手段には以下のような傾向があります。

  1. ディフェンス時にC(センター)を操作してゴールへのドライブを防ぐ。
  2. PG(ポイントガード)を操作して、ゴール前のディフェンスはCPUに任せる。

1はオフェンス側のCのスピードが一般的に遅いこと、アウトサイドのシュートが弱いことを前提にゴール前に張るディフェンスです。仮にオフェンス側のCがアウトサイドにポジショニングしても付き合わずにペイント付近にポジショニングして、他のオフェンスプレイヤーをけん制します。また、シュートに対しては常にブロックショット、リバウンドを意識します。

2は攻撃の基点となるPGへのディフェンスを行い、パスカット、スティールを中心にディフェンスし、速攻を意図するものです。また、タイトにディフェンスすることでアウトサイドのシュートを防ぐ狙いがあります。

オフェンス側のオプション

ディフェンスの変革に対応してオフェンス側は以下のような対応策を講じました。

C操作に対して

  1. アウトサイドシューターへボールを集めてディフェンスを広げる。
  2. 対抗しうるセンターでポストアップする。

1は最もバスケットらしいオーソドックスな展開ですが、CPUディフェンダーの対応がまずいと結構シュートを決められることがあります。しかし、ディフェンス側としても一定の譲歩は引き出せているので後は個々の選手と操作するプレイヤーの能力次第と言うところもあります。特にドライブしつつ周りの選手の動きを見てパスを出すテクニックや、スクリーンを使ってスペースを作りシュートを決める能力が重要になると思います。もちろんシュート・リリースが上手いことは必須です。

ディフェンス側が外のシュートの確率をも下げたい場合、外のシュートをCPU任せにせず、シュートを予測した場合にAボタン→Yボタンで瞬時に選手切替をしてブロックに跳ぶというパターンも強力です。これに対してオフェンス側はフェイクを交えてディフェンス(操作)の混乱を誘うという戦術を用いることが可能です。

2はオフェンス側にスーパースター級のCが居る場合の選択肢です。パワー、クイックネス、シュートテクニックなど、相手より優れた能力を生かすプレイで1対1を挑みます。これに対してディフェンス側はポジション取りからボールを入れさせないようなタイトなマッチアップが必要となる他、ダブルチームなどを駆使してディフェンスします。この先の争いは、通常のバスケット通り、オープンになる選手の攻めとディフェンスケアの読み合いです。

PG操作に対して

  1. PGのスピードを生かしたドライブアタック
  2. PGのシュート力を生かしたミドル・ロングレンジでのオフェンス

一般にPGは大変クイックネスなので、これを利用して1対1で有利な状況を作り出すのが意図です。1はミドル、ロングレンジの能力の低いPGの場合で、ドライブすることでヘルプディフェンスを呼び込み、フリーの選手を作り出します。2はその逆で対抗するディフェンス側のPGとのスペースを作り出し、確率の高いシュートを撃ちます。当然、シュート力が高くないと機能しません。また、2が可能であれば、1もまた可能でしょうから、2択を強いることが出来るので強力です。

これに対してはいずれも人が操作する上では対抗が難しいのですが、1だけであればディフェンスをルーズにしてパスカットを狙うか、ロングシュートをあえて撃たせることで対抗できます。しかし、2も可能となるとディフェンスが難しくなります。ただ、それでも自身のオフェンスが機能している内は、落ちるのを願ってアウトサイドシュートは捨てて撃たせてしまうのも一つの手かもしれません。

ディフェンス側のオプション

オフェンスの中心軸であるC、PGを押さえることに活路を見出すディフェンスに対してある程度対抗策が出来てくると、ディフェンス側の思考としては、相手の流れを断ち切る戦略が必要となります。そういった中で使用される策には以下のようなものが出てきました。

  1. SGやSFでPGからのボールの出所を狙うパスカット戦術。
  2. 最もシュート力の無い選手のマッチアップマンを自分(人)が操作する。
  3. スイッチやゾーンなどのディフェンスをタイミングよく駆使することでリズムを変える。
  4. 全てのディフェンスをCPUに任せて、任意のタイミングで介入する。

1は人によりいくつかやり方があります。意図的にフリーを作りパスを誘ったり、パスレーンに割り込み、パスそのものを封じたり、(美しくないですが)中にはタイミングを合わせてXを連打し、CPUの連動を促して複数のパスコースをカットする、なんてのもあります。これはオフェンス側が相手の意図に気が付けば、ドリブルを上手く使ってコースを作ることでそれほど問題にはならないかと思いますが、ディフェンス側としては、使い方によってはいわゆるエース封じとしての一定の効果が期待できます。

2は1対1をCPUに依存しつつ、自身はパスカット、ヘルプ、リバウンドなどに専念する思考です。オフェンス側としては1対1を挑む場合に最も確率の悪いシューターを使用しなければならないというリスクが伴います。それがC,PGの時は前述の通りですが、SFやPFがディフェンス重視の選手のときなどは有効になるでしょう。

3は至ってノーマルな思考です。スイッチは試合の流れの中で意図したとおりにセットするのが難しいので現実的ではないかもしれませんが、ゾーンならば簡単に切替えが出来ます。インサイドで多く点を取ってくる相手に2−3、逆にアウトサイドを締めるならば3−2、一方に攻撃を誘導するためや、相手に揺さぶりを掛けるのに1−3−1といった具合です。また、フルコートプレスからゾーンに切り替えるといったショットクロックを消費させるのを意図した守りも有効な場合があります。

4はやり方を知っているいれば結構使っている人もいるかもしれません。自身のオフェンスが終了後、何のキー入力(主に方向キー)もしないでいると、全てのディフェンス選手はCPU操作となり、基本戦術に従ってディフェンスに戻ります。このままアイコンパスの要領でマーカーを付ける選手を切替えて、仕掛けるタイミングを計りつつCPUに操作させると言うものです。デメリットは誤ってちょっとでもキー操作を入れてしまうと、ととたんに人が操作する状態になり、気付かないで居ると選手が止まってしまうことです。

オフェンスのセット

前述のように互いの戦術がある程度煮詰まってくると、オフェンス側の打開策としてセットオフェンスを使用することも多くなってきます。敵の弱いところを攻めるのは勝負の常套手段ですから、相手が対応できないうちは、ガンガン攻めていけると思います。

一方ディフェンス側はスクリーンプレイ等を人が操作して回避したり、自身で予想される最後のシューターをブロックやパスカットに行くなど色々対応策を考える必要があるでしょう。

コーチングの制御

忘れがちなものにオン・ザ・フライ・コーチング(十字キー左)があります。ここでは試合のペースや、リバウンド、ファーストブレークの制御を行うことが出来るので、試合展開に合わせてコントロールすることで、ペースを取り戻すきっかけを作ることが出来ます。

例えば、敵にオフェンスリバウンドをことごとく取られているようであれば、ファーストブレークを捨ててボックスアウトをしたり、外からのシュートを多く決められるようであれば、ディフェンスをタイトにしたりするのが有効でしょう。ただし、コーチングの内容によっては、選手を早く疲労させてしまうこともあるので、注意が必要です。

最後に

結局最初から最後まで、常に影響を及ぼす要素に選手の能力を基にした、確率、運(乱数)があります。これが絡む以上、絶対はありえません。上手くディフェンスしても決められることもあれば、フリーでシュートを外すことも起こります。また、これに付随して操作するプレイヤー(あなた)のメンタル的な要素が加わることで、どちらかにいわゆる「流れ」が生まれます。これはちょっとした選択ミスや、逆に正しい選択の繰り返しからも生じるでしょう。タイムアウトやメンバーチェンジ、ハーフタイム等を利用して、自分のメンタル面を制御し、オフェンス、ディフェンスの戦略、戦術を過たず実行する。常にこの意識を持つことが大切です。