チュートリアル

Quick Gameモードを例にとって、試合の流れを説明をして行きます。あらゆるゲームモードでの基本となりますので一通り流して覚えて下さい。

チーム選択

まずは試合を行う2チームを決定します。Team select(チーム選択)画面の右がホームチーム、左がアウェイチームです。それぞれのチームロゴの下に表示されるコントローラーアイコンをチームを変更したい側に移動してからLTとRTを使ってチームをスクロールして変更して下さい。この時LT+RTでチームをランダムで選ぶことができます。チームを選んだ後、LBとRBを使ってユニフォームを変更することができます。チームを選択し終わったら最後に自分が操作する側にコントローラーアイコンを移動するのを忘れない様にしましょう。

チームを選び終わったらAボタンかSTARTボタンを押して試合を開始して下さい。

開始前にYボタンを押してゲームのオプション設定を行うこともできます。ちなみに“オプション”とは「選択権」という意味です。

ラインアップ調整

試合開始前のローディング中にSTARTボタンを押すことで、ラインアップの確認及び調整画面に移動することができます。各チームにスターターの他にそれぞれ状況に応じたユニットがセットされおり、試合中にオン・ザ・フライ・コーチング(以下:OTFC)やタイムアウトでの交代指示に使用することができます。試合で使いやすい様に好みに合わせて試合前にここでラインナップを変更しておきましょう。調整し終わったらSTARTボタンを押して試合へ進んで下さい。

試合開始

試合に進むと選手の試合前のパフォーマンス風景やスターターの紹介が行われた後にティップオフの準備に入ります。試合で行うコーチングの設定を変えたい場合はここまででSTARTボタンを押してポーズメニューを呼び出して設定を行って下さい。基本的に試合中はポーズは使用せず、タイムアウトやOTFCでコーチングを行うことになります。NBA2K10ではタイムアウトの機能が充実しているため、オンラインの対人戦では最初以外はポーズを行わないことがマナーとなります。

試合開始前に行う主なセッティングは選手のマッチアップ変更、交代やタイムアウトをユーザーが行うか、CPUに任せるかの設定です。このあたりは好みに合わせて自由に調整を行って下さい。

セッティングが終わったらBack to:Gameを選んで試合に戻りティップオフに進んで下さい。

ティップオフ

ティップオフはYボタン、あるいはボールを速く、遠くに弾きたい場合にはRT+右スティックで行います。

ティップオフにはその後のクォーター開始時のボール所持チームを決める意味もあります。つまり、この時ボールをとったチームがどちらかで、その後のクォーター開始時のスローインチームが決まります。1Qのティップオフでボールを取れなかったチームが、第2Q、第3Q、捕ったチームが、第4Qにスローインでゲームを始めることになります。

オフェンス

ティップオフに勝てばオフェンスで試合を開始、負ければディフェンスから試合に入ることになりますが、まずオフェンスから見て行きましょう。

オフェンス時は基本的にはPGで相手コートまでボールを運んで、そこを起点に攻撃を仕掛けて行きましょう。ドリブルやパスを駆使してできるだけフリーでシュートが撃てる状況を作るように試みてください。一般にオフェンスはハーフコート・オフェンスと呼ばれる、隊形をセットしてからの遅攻とファストブレイクと呼ばれる速攻に大きく分類されます。

ハーフコートオフェンス

ハーフコート・オフェンスはシュートを決められた後など、比較的相手の戻りが早い時に多く使われます。また、ゆっくりと攻撃に移行するため選手の疲労が少なくて済むというメリットもあり、スタミナが少ないベテラン選手が多いチームなどで特に有効と思われます。

パターン・オフェンス(セット・プレー)

ハーフコート・オフェンスにはPGがプレーコールでプレーパターンを指示するパターンオフェンス(セット・オフェンス)が多く用いられます。NBA2K10ではOTFCの十字キー右で行うオフェンス・プレーコールがこれにあたります。常用的に用いる他、リズムを変えたい場合や、ディフェンスの隊形に合わせてコールするなど様々な使用方法が考えられますが、やりすぎて読まれない様に注意しましょう。

フリーランス・オフェンス

プレーをコールしない場合にはフリーランス・オフェンス(自由なオフェンス)になります。フリーランス・オフェンスでは、中央付近でPGがボールをコントロールしていると、他の選手がポジション毎の役割に応じてハイポスト、ローポストにに入る動きや、スクリーンをセットしますので、この動きを見逃さずにパスやドリブルを仕掛けて下さい。これに合わせて味方や敵ディフェンスが動けばスペースが生まれますので、パスやドリブルで更に仕掛けフィニッシュまで持って行きます。この時、外でオープンになる選手を見逃さず、ボールをキックアウトすることも大切です。

動きが無い時にはできるだけハイポストを経由する動きでパスを回して様子を見ます(あるいはデュアルプレーヤーコントロールで指示を出す方法もあるでしょう)。この時のドリブルはディフェンスを躱す程度の最小限度のもので十分です。

スクリーンプレー

シュートの上手い選手をフリーにして、高確率のジャンプショットで得点を狙うには、味方のスクリーンを使ってノーマークになり、パスを受けてシュートを撃つ、といったことが必要となります。スクリーンプレーには様々な種類があり、状況によって使い分けることが必要なほか、ボールを保持しない選手同士のスクリーンによるノーマークを見落とさないことも重要です。

ポストプレー

強力なポストプレーヤーがローポストに入った場合やポスト付近でミスマッチが起きた場合はポストプレーを仕掛けます。2K10ではポストプレーのシステムが完全に見直されていますが、優秀なポストプレーヤーが存在するチームにとっては依然強力な得点元となります。

 ポストプレーヤーがウイングにセットするスラッシャーの逆サイドにゴール下の選手を引き付ける様に動いた場合には、スペースを得られたスラッシャーでペネトレイトを仕掛けることも選択肢に入れて下さい。また、ポストプレー中に味方プレーヤーがゴールに向ってディフェンスの裏に切り込む動きを見せた場合には素早くパスを出す(バックドアプレー)ことも忘れないようにしましょう。

アイソレーション

チームに高いシュート力や俊敏な突破力を持つ、強力なオフェンスプレーヤーが存在する場合、その選手で1対1を行うことで得点を目指すのも一つの選択肢です。こういった場合には1対1を行う選手以外を逆サイドに集めることで、ディフェンスを引き付け、ペネトレイトも可能なようにスペースを作ります。これをアイソレーションといいます。アイソレーションの起点としてはトリプルスレットの状態がベストですが、ボールハンドリング能力の高い選手であればドリブルでボールを保持しながら、アイソレーションをコールしても良いでしょう。

アイソレーションに限ったことではありませんが、NBA2K10では基本的なヘルプディフェンスの早さが大幅に増しており、更にパッチ後はゴール付近でのシュートにおける接触判定が増しているため、1対1でマークマンを抜き去った場合でも、状況によっては、ヘルプによって生じたオープンスペースへのパスアウト選択するといったことも必要になってきます。ゴール前に飛び込んでくるディフェンス選手のポジションとペネトレイトする選手の能力に応じて素早く判断することが必要になるでしょう。

ミスマッチ

速攻やスクリーンプレーを行った場合、マッチアップする選手の身長や体格、あるいはスピード(俊敏さ)に、著しい差が生じることがあります。このような状況をミスマッチと呼びますが、オフェンスの際にこのミスマッチで有利な状況が生じた場合、そこを起点として攻撃を組み立てるのは常套手段です。特にゴール付近で高さとパワーによるミスマッチが生じた場合には一気に得点できるチャンスになるので見逃さないようにしましょう。仮にダブルチームなどで対処された場合でも慌てずオープンスペースにボールを入れて得点を狙うことが大切です。

ファスト・ブレイク

速攻はボール所有権を得た後にランニングと素早いパス回しで攻撃を組み立てるもので、攻撃と防御の切替え時に生じる一瞬の隙を突いてディフェンスの混乱を誘い、有利な状況でシュートを行うことを目的としています。仕掛ける主なタイミングはパスカットや相手のミスによるターンオーバー(以下:TO)の時で攻守が切り替わった瞬間に高速のドリブルと前方へのパスでゴールを目指します。

NBA2K10ではバスケット前で1対1や1対2といった状況でもシュートを決めるのに多少のテクニックが必要になる場合があります。良く練習して咄嗟にディフェンスを躱すドリブルムーブからのレイアップやダンクを身に付けて下さい。

ラン&ガン・オフェンス

2009-2010シーズンのフェニックス・サンズやニューヨーク・ニックスの様に、ターンオーバーの後だけでなく、常に速攻中心のオフェンスを行って得点を目指す、ラン&ガン・オフェンスを基本戦術とするチームも存在します。これはディフェンスが戻る前に、いち早くボールを敵陣に送り込み、よりシンプルに、レイアップやオープンジャンパーなどで得点を目指すもので、この際にオフェンス側の選手は相手選手を走り負かすためにスピードのある選手を多く起用するのが一般的です。このような戦術を効果的に実行するには、スピードと体力、そして一定以上のシュート力のある選手をロースターに揃える必要があるため、全てのチームで実現可能というわけではないことに注意が必要です。

尚、NBA2K10ではパスミスの状況が増えたことと、更にパッチでオンコートロングパスやいわゆるタッチダウンパスが通り難くなっていることから、2K9の時の様に安易な得点が増える事は減っていると思います。

ゾーンディフェンスに対するオフェンス

ゾーンに対するオフェンスでは常にアウトサイドのシュートを念頭に置く必要があります。速攻に対する時でも相手の長身プレーヤーは選手に付くのではなく中のエリアを守るわけですから多くのチャンスがあるはずです。

但し、ゾーンを崩すためにはアウトサイドのシュートだけでは不十分です。ゾーンを崩すためにはディフェダーを対応ゾーンから引きずり出すことと、左右に揺さぶりスペースを作り出すことが重要になります。具体的には2人のディフェンスの担当ゾーンの中間点(ゾーン同士の接点)にドリブルし、1人の選手に2人の選手をマークさせてオープンスペースを作り出したり、逆に1人の選手が担当するエリアに複数の選手を送り込むといった戦術がです。また、ドリブルやコートを横断するパスワークで左右に大きく揺さぶりを掛けるといったことも非常に有効となります。これらによってスペースができたところで、ペネトレイトやジャンパーで得点を狙いましょう。

ダブルチームに対するオフェンス

ダブルチームに捕まると、前作までと同様に、ヘルドボールになる、ボールをもぎ取られてスティールされる、ディフェンスがファールを犯してスローインで再開、といった数のパターン結果が生じます。これを回避するには味方にパスを出すのが常ですが、今作からはパスミスの状況が増えたことから、オフェンス意識(Offense Awareness)に加えてパス能力も重要になってきました。 パス能力が低い選手はダブルチームされる前の安全な状況でパスを裁くことも選択肢に入れなければならないでしょう。

前述通り、ダブルチームをされて球離れが悪いのは大変危険な状況となります。敵選手がダブルチームに来たのが確認できたら素早くオープンになった選手へパスを送り込んで下さい。今作からはヘルプディフェンスがより早くなり、一度のパスではオープンシュートが狙えないこともあります。こういった場合には、タッチパスでヘルプディフェンスによりオープンになった選手へ更にパスを回して行くことが必要です。これら一連のパスワークが上手く機能すればオープンの状況からイージ−に得点が重ねられて一気に敵を突き放すことができるかもしれません。

ディフェンス

ディフェンスの目的はオフェンス側のシュートやその他の動きを阻止して得点を与えずにボールの所有権を奪うことにあります。

チームとしてのディフェンス

まず、マンツーマンでもゾーンでも共通の重要な原則として、トランジション(切り替え)への対応を徹底して下さい。これは具体的にはボールの所有が相手チームに切り替わった瞬間に、速攻を出そうとするオフェンスを一旦マークしてけん制し、全ディフェンス選手が速やかに自陣へ戻って自分の役割となるポジションに付くということです。プレーヤーが操作する選手の戻りが遅れたり、無理なスティールを試みたりすることで、ディフェンスが波状することも大いにあり得ます。また、敵が速攻を仕掛けてきた場合は必ずしも通常通りマッチアップすることが最良とは限りません。こういう場合は、たとえミスマッチが生じるとしても、状況を見極めて一旦相手の攻撃を止めることが重要です。

ただし、試合の状況やチーム戦術(例えばラン&ガン)によってはボールの所持が切り替わった瞬間に、全選手がオフェンス選手に対してプレスをかけてボール奪取やコントロールミスを引き起こすことを試みる特殊なディフェンスを獲ることも考慮に入れて下さい。

ボールハンドラー(ボール保持者)に対するディフェンス

まず重要なのがボールを持った選手に対するディフェンスです。マンツーマンディフェンスにおいてはディフェンスはマークする敵選手とゴールとを結んだ線上に位置していることが原則です。守る相手のシュート力が低い場合やレンジ的に遠い場合はある程度距離を開けて守ることで抜かれることを防ぎ、次の動きに対応しやすくします。逆にシュートが予測される場合にはタイトに付いて行くことが必要です。

NBA2K10ではディフェンスシステムが見直され、一見するとドリブルの遮断が容易になったようにも感じられますが、実はドリブルモーションを見誤ると簡単に置き去りにされます。こういった状況の発生を防ぐには、ある程度距離をとったディフェンスで最低限抜き切られずにペネトレイトに対して身体を寄せていける状況を保つことが必要です。また、ヘルプディフェンスを意識して抜かせながら相手選手を密集状況に追い込むといった判断も必要でしょう。こうしたディフェンスに対して対戦相手は、ディフェンスのルーズさを見極めてスペースをとりつつジャンパーを撃ってきたり、ペネトレイトしてもディフェンスを引き付けた状態でキックアウトしてきたりと中々一筋縄では行きませんが、これらの動きに合わせてシュートモーションへのチェックを早くしたり、キックアウトからの外のシュートに対して自身で選手を切り替えてチェックに行くといった対処をしていきましょう。

ボールを持たない選手に対するディフェンス

ボールを持たない選手でもパスを受けると一瞬でボールハンドラーになってしまいます。自身でボールを持たない選手をディフェンスする場合、これを念頭において上手くディフェンスをしないとチームディフェンスの崩壊を招きます。

ボールハンドラーからワンパスでボールを受け取ることのできるポジションにいる選手をマークする場合には、そのオフェンス選手の動きに追従してその選手とゴールとの間にポジショニングする中で、同時にパスコースを警戒して、パスに手が届くような位置取りをいなければなりません。具体的はボールハンドラーと自分がマークする選手を結んだ線と、マークする選手とゴールを結んだ線の中間が目安となりますが、ディフェンス選手の能力に応じて多少シフトする必要があります。

比較的ボールハンドラーから遠い位置の選手をマークする場合にはボールハンドラーとマークする選手の両方に注意を払い、後ろを獲られたりしない様に警戒しながらポジショニングを行います。

ポストプレーヤーに対するディフェンス

ポストマンを自分でマークする場合、簡単にボールを持たせないことが大切です。ポストマンの周囲を警戒しながら動くことでいつでもインターセプトを行えるように備えて下さい。

ポストプレーヤーにゴール下でボールを持たれたらシュートブロックに備えて下さい。この際、相手のフェイクを十分に警戒して下さい。シュートを撃たれてブロックに跳んだ後は、そのまますぐにリバウンドに備える心構えを持っていて下さい。相手のボールハンドリング能力が低い場合にはスティールも考慮に入れて下さい。

優秀なビックマンを一人の選手でディフェンスすることは困難です。素早くダブルチームを指示する事でボールを奪うか、保持することをあきらめさせるかして下さい。

スクリーンプレーに対するディフェンス

早めにスクリーンに対する予測を行い、可能であれば自分のマークマンに密着するように接近して、スクリナーとボールマンの間に割り込んで行きます。これが間に合わない場合、スクリナーをマークする味方ディフェンスの前にスペースがある場合はここを通過してマークを継続し、これも不可能な場合はマークをスイッチして対応します。

マンツーマンディフェンス

マンツーマンディフェンスではユーザーの操作によりミスマッチを生じないように、ディフェンスが切り替わってからの最初のマッチアップに気を付けて下さい。その後は前述した通りのディフェンスポジションを取りながら攻撃に対応して下さい。

マンツーマンで自身が操作する選手が抜かれると、味方選手がヘルプに入ります。この時にはマークが外れてオープンになる選手が出ますので、可能であればこちらの警戒も怠らないで下さい。その前にまずは抜かれないことが大切ですが。逆にCPUの操作する選手が抜かれた場合には、自身がPFなりCなりを操作している場合には速やかにヘルプに入ることが必要です。この際にはフットワークを駆使して本来の自分のマークマンへの警戒も怠らないようにして下さい。

マンツーマン・プレスディフェンス

試合状況に応じてオールコートやハーフコートでのプレスを行う場合には、サイドラインやエンドラインを利用してオフェンスを追い込む方向を予め意識して行うことが大切です。この場合ミドルレーン方向に抜かれることは絶対に避けなければなりません。上手くオフェンスをコーナーに追い込んでダブルチームをすることができれば理想的な展開となります。

ゾーンディフェンス

ゾーンディフェンスは守るべき特定の場所(ゾーン)をチーム全員で分担して守り、ゾーン内での相手のプレーを制限する防御方法です。後方に味方のヘルプがあることが前提となるため、積極的にスティールやインターセプトを狙うこともできますが、あまり飛び出して組織を崩壊させるようなプレーは禁物です。

ゾーンディフェンスはその隊形により長所と短所がありますので、自分のチームと相手チームの戦力を考慮して使い分ける事も重要です。

ゾーンディフェンスの長所と短所
ゾーンの種類 長所 短所
2−3ゾーン インサイドとゴール周辺を強固に守ることができ、リバウンドにも強い。 トップ付近やアウトサイド警戒が薄く、フォワードポジションやコーナーからのドライブインやアウトサイド、トップからのロングシュートに弱い。
3−2ゾーン 相手ガードをディフェンスしやすく、ロングシュートを武器とするチームに対応しやすい。 ペネトレイトされた場合にインサイド及びゴール付近が手薄になる。
1−3−1ゾーン ポストエリア全体をカバーでき、ダブルチームを仕掛けやすい。インターセプトも狙いやすい。 コーナーからのシュートを防ぎにくく、リバウンドポジションを確保しにくい。ドライブインをされやすい。

コーチング

試合中はOTFCで、タイムアウト中はコーチ・クリップボードで戦略の指示や選手交代等を指示することができます。

戦略傾向

意外と忘れがちなのが十字キー左で行える戦略傾向の変更指示です。試合の状況に応じて「ゲームテンポ」「オフェンス・リバウンドと戻りの早さ」「ディフェンスリバウンドと速攻」の比重をコントロールするのを忘れないで下さい。例えば「自身のシュートはよく決まるが再三敵が速攻を仕掛けて来て引き離せない」といった状況ならば、オフェンスリバウンドへの比重を下げて、速く戻る指示を出せば良いわけです。

タイムアウト

ボールデットの常態、あるいは自チームの選手がボールを保持している状態でBACKボタンを押すことでタイムアウトをコールすることができます。また、コーチオプションの設定次第ではCPU(コーチ)が試合展開を判断して自動でタイムアウトをコールすることがあります。

各チームには60秒のフルタイムアウト6回(但し、第4クォーターで使用する事のできるタイムアウトは3回まで)と20秒タイムアウト前後半各1回づつが権利として与えられています。また延長戦では各チーム3回のフルタイムアウトが与えられます。タイムアウトには一定時間様々な指示を与えられます。試合中は選手を操作しながらOTFCで行わなければならない指示も、タイムアウト中ならばゆっくり落ち着いて行うことができるでしょう。

タイムアウトは主に試合展開が自チームに不利になりそうな時に使用します。敵の選手がヒートアップしている場合や味方選手がクールダウンしている場合にタイムアウトを取ることで通常の状態に戻すことを試みて下さい。また、コート上の選手が疲れてパフォーマンスが低下したときに、選手を休ませるためにもタイムアウトを使用します。その他、タイムアウトの使い方としては、試合終盤のタイムマネージメントや、ダブルチームを受けた場合の救済などがあります。

タイムアウト時にのみ行えるコーチングとして強調指示というものがあります。これは一時的に指示した項目に関する選手の能力を一定時間増加させるもので、ボールコントロール、リバウンド、ディフェンス、ショットセレクションの4つから選択することができます。試合のポイントとなる場面でこれを上手く利用してチームをコントロールして下さい。

インターバル

第1クォーターと第2クォーターの間、また第3クォーターと第4クォーターの間のインターバルには選手の疲労が若干回復します。インターバル時の演出はAボタンを押すことで省略することができます。

ハーフタイム

ハーフタイムには選手の疲労が一定値回復します。また、NBA2K10でもスタッツの確認を行うハーフタイムレポートは健在ですので、時間に余裕があれば後半の戦略のために確認しておきましょう。ハーフタイムレポートはAボタンで一気に飛ばすことができます。

クラッチタイム

特定の選手には試合の大事な場面でより能力を発揮する“クラッチ”能力が設定されています。有名どころではレブロン・ジェームズ、チャウンシー・ビラップスと行った選手の名前が挙がるでしょう。こういった選手はレイトゲームシチュエーションでより高い能力を発揮します。

ファールゲーム

NBAで試合の終盤に良く見られるワザとファールをして時間の浪費を防ぐプレーをファールゲームといいます。2K10でもファールゲームが行われますが、ユーザーチームのファールゲームの判断はCPUに任せることもBACKボタンでユーザーが自身で指示することもできます。

試合終盤で得点があるていどの僅差の場合、負けている方のチームは敵チームに時間を消費させないために、ファールをして即座にフリースローを与えます。これが外れてくれれば、時間を浪費せずに攻撃権を取り戻すことができるわけです。もしユーザーのチームが僅差で勝っている場合にはフリースローの上手い選手、自身が扱いやすい選手にボールを持たせるなどして対策を採る必要があります。

試合終了後

試合終了後には“GAME WRAP UP”を選択することで、プレー・オブ・ザ・ゲームやトップ3プレー、シグネイチャ・ハイライトといったリプレイ集を観賞することができるほか、ホットゾーンでどの位置からのシュートが決まったかの確認をすることができます。また、試合後により重要なのはチームスタッツの確認です。自身のプレー傾向を把握したり、何が良かったのか、悪かったのか、選手の使用に偏りがあったのか、無かったのかなどを確認して、弱点を無くし、長所をより伸ばすような工夫をしていくことが大切です。